足元からの冷えに注意。一手間の工夫で寒い冬を乗り切る

seasonal care:一手間の工夫。冬の過ごし方

今年は11月に入ったら夏日!な週末があり、その数日後には秋を通り越して冬のはじめ?と思えるような寒い日があったり。
朝晩の気温もかなり下がって、冬が近づいて来たなと感じたら、早めに冬を乗り切るケアをスタートしていきましょう。

目次

冬の不調の原因は、血流の滞りと水分不足

血の巡りが滞ることで起こる消化器トラブル

気温が下がって来て、空気が冷たくなるとカラダの筋肉や血管がぎゅっと収縮します。
全体的にカラダに力が入って、末端まで血液が行き渡りにくくなるので、内臓機能が低下したり、末端から冷えが始まったり。

冬に多い体調不良
  • 消化器トラブル
  • 呼吸器トラブル
  • 皮膚炎

血の巡りが悪くなるとわかりやすく末端から冷えて来ます。
わんこたちも足先、耳の先が一番冷えがわかりやすいところ。お尻の辺りも冷えチェックのポイント。

冷えというと、シニアわんこの飼い主さんは気をつけていることが多いですが、ダックスやコーギーなどの短足犬種、スムースコートの短毛犬種も冷えからくる不調を招きやすい。

お散歩は陽の出ている暖かい時間にしたり、腹巻きやお洋服を着せる、マッサージをするなどライフスタイルの中でできるケアも併用してあげてください。

思わぬ落とし穴。冬の水分不足も注意

寒くなってくると暑かった夏とは違い、わんこたちも飲水量が減って来ます。
飲水量が減ると起こりやすいのが、体内の乾燥。

肺など呼吸器も、胃腸などの消化器官も、ほどよく潤っているのが臓器としては正常。
その潤いをどこから補充しているのかというと、お水を飲むことと日々のごはんから摂っています。

日々のごはんがドライフードやジャーキーなどの乾物がメインだと、たくさんお水を飲む夏場でも実は不足しがち。
それが冬になって、お水を飲む量がそもそも減ってしまったら、圧倒的な水分不足に陥ります。

ただ、この状態でも病的な水分不足、というわけではないことがほとんどなので、動物病院の診察では意外と指摘されません。

そして、体内の水分不足が招くのは、乾燥からくる呼吸器トラブルや皮膚炎。
皮膚炎まではいかなくとも、被毛がぱさぱさした感じがする…なんていう場合も水不足です。

一気にたくさんのお水を飲んでもおしっことして排出されるだけなので、この時期はこまめにお水を飲んでもらうように工夫するのがベスト。
ただのお水だと量が飲めないコもいるので、そう言った場合は、ヨーグルトやお肉の煮汁、お出汁などを使ってほんのり(わたしたち人がわからないくらい)風味付けをしてあげてもOKです。

お家のコの今飲んでいる量が適切なの?足りてないの?を知りたい場合には、個別のわんごはんカウンセリングにてお話ししています。

冬を乗り切るケアの食材

カラダを温め、潤いを補うオススメの食材をいくつかご紹介します。
基本はスーパーで購入できるもの。あるいは、Amazonや楽天など日常的に利用するネットショップで購入できるものをチョイスしています。

カラダを温める

  • 生姜
  • しそ
  • 茗荷
  • シナモン
  • さつまいも
  • かぼちゃ
  • 鶏肉
  • 羊肉
  • 鹿肉
  • まぐろ

※羊肉は温める力が他の食材よりも強いので、カラダの中に熱がこもりやすい犬種は量に注意

カラダを潤す食材

  • 牛肉
  • 豚肉
  • きゅうり
  • ズッキーニ
  • 大根
  • 山芋
  • れんこん
  • 生トマト
  • アスパラガス
  • 白米

体質、体調に合わせた食材の選び方に迷ったら

与える量は、体質や体調などそのコそのコの個体で変わってきます。
なので、ここでは量については触れていません。

ウチのコの体質に合わせた考え方を知りたい場合は、レッスンあるいは個別カウンセリングへお越しくださいね。

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