関東でも夏日が続き、すでに真夏のような暑さの日も出てきましたね。ヒトもわんこも、体に熱がこもりやすいこの時期。
「しっかり水分をとること」「たまった熱を逃がすこと」が、夏の体調管理の大きなポイントです。
- 熱中症
- 皮膚炎・外耳炎
- 消化不良(食欲不振や吐き戻しなど)
特に注意したいのが「熱中症」。
エアコンを使っていても、体の中に熱がこもっていると発症することがあります。
わんこたちは「パンティング(はあはあと舌を出して呼吸する)」で熱を逃がします。
また、排泄の際にも体内の熱を外に出しています。
だからこそ、「おしっこやうんちがスムーズか?」「ごはんでカラダの巡りをサポートできているか?」が、夏の大切なケアのひとつになります。
わんこたちはわたしたちよりも床に近い場所で過ごしている分、温度の感じ方が異なります。
エアコンの設定が25℃でも、床の高さでは24〜24.5℃くらい。
わたしたちにとってはちょうどいい温度でも、もふもふの毛に覆われた体には、まだ暑いかもしれません。
もちろん、短毛種や体質によっても違ってきます。
ウチのコの様子をよく観察して、その子にとってのちょうどいい室温を見つけてあげてください。
日本の夏は、湿度がとにかく高い。
梅雨から引き続き、「水をしっかり飲む」「余分な水分を出す」は、夏の間も意識したいポイントです。

ここからは、体を潤したり、こもった熱を冷ましたりするのに役立つ食材を紹介します。
基本はスーパーで購入できるもの。あるいは、Amazonや楽天など日常的に利用するネットショップで購入できるものになります。
カラダを潤すもの
- 牛肉
- 豚肉
- 卵
- きゅうり
- ズッキーニ
- 冬瓜
- トマト
- アスパラガス
- 白米
- 梨
- 桃
- すいか
熱を冷ます、発散するもの
- 馬肉
- 海藻類
- きゅうり
- ズッキーニ
- 冬瓜
- ゴーヤー
- ナス
- レタス
- モロヘイヤ
- 梨
- すいか
- キウイ
- メロン
夏野菜・夏果物は、自然と体を冷やしてくれるものが多いです。
「旬の食材をうまく取り入れる」くらいの感覚で、無理なく続けてみてください。
体を冷やしすぎると、お腹をこわしたり元気がなくなったりすることも。
そんなときは、生姜や鶏肉など「体をあたためる食材」を少し組み合わせるのがおすすめです。
どの食材をどのくらい与えるかは、その子の体質や今の体調によっても変わります。
なので、ここではあえて「量」には触れていません。
「うちの子の場合はどうすればいい?」と感じたときは、
レッスンや個別カウンセリングで、体質に合わせた考え方をお伝えしています。
なにか心配ごとがあるとき、ふっと相談できる場所として、思い出してもらえたらうれしいです。

