パートナーわんこ・蘇芳(すおう)と真赭(ますほ)という2頭のミニチュアダックスが家族になって6年目。
様々なペットに関わる仕事をしている人たちとの繋がりができてきた中で、よく聞くのは保護活動と殺処分の話。
殺処分をゼロにしよう、という活動はとってもよくわかるし、そういった活動や保護団体、一時預かりをしている人たちと繋がった今、もし蘇芳(すおう)と真赭(ますほ)の次のコを迎える、ということになったら、保護犬も候補にしようとは思います。
だけど、殺処分ゼロ。
ペットショップから迎えることは悪で、保護犬を迎えることが素晴らしい。
そんな風潮のその前に、もっとできること、世の中に投げかけていくことがまだあるんじゃないの、と思ってしまう。
現実問題、殺処分されてしまうわんこたちはたくさんいて、それをゼロにしよう!と声を上げることは、ひとつの目印にもなる…ということもわかる。
わかるんだけど、どうもそこだけがクローズアップされてる感じがするなあ…と、そう思うことも多々あります。
そんな風に思ってたときにTwitterで流れてきたツイートがあります。
激しくそうなんだよね!と思ったので、こちらでもシェア。
ショップで買うのも保護犬を引取るのも同じく「出会い」である。どちらがいい悪いではなく、一度出会ったら最後まで、死ぬまで一緒に暮らして欲しいと切に思う。終生飼育こそが殺処分をゼロに近づける一番の近道。自信がないなら「飼わない」こともまたひとつの選択肢である。
— もも (@momodog22) 2016年9月3日
白柴を迎えてから少しして、ペットショップで明らかに売れ残りの値下がり白柴を見つけまして。
かなり大きくなっていて、この子どうなるんだろうと思ったなぁ。
その後そのショップは閉店してしまい、あの白柴を迎えた人がいたかどうかはわかりません。
ちゃんと家族ができているといいんだけど。— 結城光流@12月少年陰陽師現代編2巻発売 (@mitsuru_y) 2016年9月3日
わたしのパートナーわんこ・蘇芳(すおう)と真赭(ますほ)もブリーダー出身。
ショップから迎えるのは、何かあったときにわたしが嫌だなと思ったからしなかったけれど、ショップで「あ、もうこれは運命の出逢い!」というコとご縁があったなら、それも出逢いとしては正しい。
どこで迎えたかよりも、迎えた後にちゃんとそのコの犬生を、天命を一緒に全うすること。
ここがホントは重要。
いろんな止むを得ない事情があって、その手を離さなければいけなくなってしまったのなら、自分の代わりに愛情を注いで残りの犬生を幸せに過ごせるような相手を探して託す。
それは、行政とか他人に丸投げするんじゃなくて、自分の手で行うこと。
プロに相談して、手伝ってもらうのはいいと思うけど、「もういらない」って施設に持ち込むくらいなら、最初から迎えないっていう選択肢を選ぶ。
これも生命に対するひとつの責任かなと思います。
そして、わたし自身は…というと。
殺処分ゼロは、それを掲げて活動してくれる力のある人たちにお任せして。
「今家族として一緒に暮らしているコ」がそこで幸せに犬生を全うする
家族とそのパートナーわんこが一緒に幸せになる
わたしが学んできたいろんなことは、そこに繋がるものだと信じて。
別の角度から、飼い主さんと幸せになるわんこたちを増やすことをしていきたいと考えます。
パートナーわんこと飼い主が幸せになること。
それは、小さな幸せ欠片を一緒に積み重ねていくこと。
いつだってパートナーわんこたちは、わたしたちの幸せを願っていて、わたしたち飼い主はパートナーわんこの幸せを願っている。
そしてその幸せは、行政でも他の誰かでもなく、一緒に暮らす飼い主が作り上げることができるもの。
そう思っています。