パートナーわんこが「待ち遠しい!」と喜ぶ犬ごはん。
ドッグフードよりもパートナーわんこの「わーい!ごはん♡」の笑顔が見られる犬ごはんだけれど、どうしても「面倒くさい」「難しい」といった気持ちが先行してしまいがち。
上質わんこライフのレッスンでは、その「面倒くさい」「難しい」を少しでも払拭して「これなら(わたしも)できそう」と思えるような内容を伝えています。
それでも実際の様子を見ないと「(わたしには)無理!」となってしまう飼い主さんもいるので、今回は我が家のパートナーわんこ・蘇芳(すおう)と真赭(ますほ)が日々食べているごはんの作り方をご紹介します。

彼らの日々のごはんはInstagramでもアップしていますが、パートナーわんこと暮らしていないフォロワーさんたちからも「美味しそう」「食べてみたい」とコメントをいただくことがあります。
特別な素材は使わず、お鍋ひとつでできてしまう基本の犬ごはん。
季節によって食材は変われど、基本の作り方はいつも一緒。たまに気分をかえて、ちょっと違った調理をしてみたり、わたしと同じ一緒ごはんにしてみたり、基本のバリエーションは多くなくても十分喜んでくれます。
お鍋ひとつで作る、基本の犬ごはんレシピ
材料
- 生姜
- 人参
- 大根
- キャベツ
- ピーマン
- しめじ
- ささみ
分量は、野菜類とお肉(今回はささみ)の加熱後の見た目量が1:1くらいになるようにします。
作り方
- 野菜類は粗みじん程度にカットする
- ささみは、野菜類とは別茹でし、食べやすいサイズにほぐしておく
- 鍋に根菜、生姜、しめじを入れ、ひたひた程度の水から10分ほど煮る
- 10分後、キャベツ、ピーマンを鍋に加え、5〜6分煮る
- すべての野菜に火が通ったら、火を止め、ほぐしておいたささみを加えて混ぜる
- 人肌程度に冷まし、パートナーわんこ用の器に盛ったら完成
食材は根菜類から順番に常温のお水で煮る
作る人やレシピによって違うかもしれませんが、基本は常温のお水から煮ていきます。
自家製昆布だしや鰹だしをストックしている場合は、お出汁を使っても◎
野菜の中でも根菜類は固いので、沸騰したお湯から煮てしまうと外側だけに火が入ってしまい、中まで火が通らないことがあります。
加えて、根菜類はその固さから消化するのもちょっと苦手な食材になるので、じっくり煮て柔らかくしておくためにもお水から煮ていきましょう。
反対に火が通りやすい葉物野菜や食感が柔らかく加熱しすぎるとベチャッとなってしまうような野菜は、お湯が沸騰してから入れていきます。
水溶性ビタミンなど水に溶けやすい栄養素が豊富な生でも食べられる葉物野菜や食感を楽しむ野菜は、煮るというよりもさっと加熱する、蒸すイメージでOKです。
パートナーわんこに食べてもらう時には、具材だけでなくスープごとあげてくださいね。
スープに溶け出した水溶性ビタミンを摂ることはもちろん、不足しがちな水分をしっかり補給をするという意味も持ちます。
基本は冷蔵庫にある食材で。食養生を考えるなら食性や帰経も考慮する
ただ単に手作り犬ごはんを作るのであれば、ネギ類を除いたご家庭の冷蔵庫に常備されている食材を使ってOKです。
出来上がった時の彩りのバランス、食材が持つ体を作るのに必要な栄養素のバランスを考えて、緑黄色野菜、きのこ類、葉物野菜をトータルで5〜6種類を目安に選びます。
お肉はアレルギーなどがないなら、鶏肉、豚肉、牛肉など常備しているものやお魚でも。
この時、旬の食材を選ぶと栄養価も高い犬ごはんが出来上がります。
体調ケアの犬ごはん、未病予防ための犬ごはんを目的とする場合には、食養生の視点から食材の食性・帰経も考慮しましょう。
自然界の恵みである食物には、体を温める作用・冷やす作用(食性)があり、体の臓器と対応しているという、東洋医学・薬膳ならでばの考え方です。
基本の犬ごはんを作る流れを動画でご紹介
いくら言葉で作り方を伝えても、イメージがわかない…。
そんな飼い主さん向けに、犬ごはんを作っている動画も準備しました。
動画をみていただいて「この流れなら作れそう」と思ったら、ぜひパートナーわんこに犬ごはんを作ってあげてみてください。
いつも以上の「ごはん♡」の笑顔がきっとみられるはずです。