ほんのり塩味で、シャキシャキした食感が楽しめる野菜・アイスプラント。
ヒトのメニューだとサラダに入っていたりすることもあるけれど、犬ごはんにも使えます。
野菜の中でも水分含有量が高いので、夏場のヘルシーおやつとしてちょうどいいな、とスーパーで見かけるとパートナーわんこたち用にと購入することが増えてきました。
アイスプラントってどんな食材?
アイスプラントはヨーロッパからアフリカ、西アジアに自生する多肉植物。
地中からミネラルを吸い上げることが可能で、その表皮に吸い上げたミネラルを隔離しておくための細胞をもっています。
この細胞が、葉の表面にある水泡が凍ったように見えることから、アイスプラントと呼ばれているそう。
調べると、バラフ、プッチーナなど様々な商品名で売られています。
自生地がアフリカ、西アジアも含まれることからもわかるように、乾燥に強く、水分含有量も高いため、みずみずしくシャキシャキとした食感を楽しめます。
アイスプラントが持つ栄養素
アイスプラントには、通常、野菜には含まれない栄養素・ミオイノシトールが多く含まれます。
この栄養素は、コレステロールを低下させる働きを持ち、中性脂肪の増加を防止するので、動脈硬化や脂肪肝などのリスクを減らしてくれます。
他にも、地中からミネラルを吸い上げるため、カリウム、マグネシウムなどミネラルが豊富。
中でも、高血圧やむくみを抑制し、血液を浄化してくれる栄養素・カリウムはレタスの2倍の含有量です。
カリウムは、体液の浸透圧調整、筋肉の収縮、神経伝達をサポートする役割を持つ栄養素で、生命維持活動の上で欠かせない役割を持っています。
特に、これからの暑い季節は多量の汗をかくとともにカリウムが一気に失われてしまうので、夏の時期の食材として取り入れていくのもあり。
その他、人参やかぼちゃなど緑黄色野菜に多く含まれている、強い抗酸化作用を持つ栄養素・β-カロテンも豊富含まれているので、ヒトもわんこも積極的に取り入れていきたいと思える食材です。
犬ごはんへどうやって取り入れる?
水分含有量が高く、ほんのり塩味のアイスプラント。
パートナーわんこ・蘇芳(すおう)と真赭(ますほ)には、まずはそのまま与えてみます。
キャベツやレタスなどと同様にそのまま食べられる食材であれば、まずはそのまま与えてみるのが我が家流。
柔らかいものも硬いものも、なんでもぱくっと食べてしまう蘇芳(すおう)はそのまま美味しそうに咀嚼。
サニーレタスなど柔らかい食感部分はお好みではない真赭(ますほ)は、葉っぱの部分は食べないけれど茎の部分は美味しそうにもぐもぐ。
2頭の反応から、茎の部分はおやつとして、葉っぱの部分は犬ごはんに混ぜてがよさそうかなと判断します。
とはいえ、アイスプラントは水分含有量の多い食材なので、犬ごはんに混ぜる場合はさっと火を通す程度に留めるのがオススメ。
飼い主さん向けの人ごはんなら、サラダのアクセントやきのこ類などと一緒に軽く炒めるのも美味しそうです。
まだまだ新しい食材のアイスプラント。
調べてみる限り、パートナーわんこたちが食べると危険な栄養素は含有されていないので、もしスーパーなどで見つけたら、ウチのコは食べるかな?と試してみてください。