アトリエでは、パートナーわんこのごはんやおうちでできるケアとしてアロマテラピーや歯磨きなどレッスンを行っています。
その中で、度々出てくる問いが「ドッグフードと手作りごはんどちらがいいの?」というもの。

ドッグフードと手作りごはん、どちらがいい悪いというのはない
結論から言ってしまうと、どちらがいい悪いというのはない。
というのが、わたしの正直な意見です。
人によってはドッグフードはありえない!手作りごはんは栄養が偏る!など、意見は様々。
だから、ついどっちが正しいの?と思ってしまいがち。
けれど、わたしたち人もコンビニのお弁当を買ったり、ちょっといいレストランで食事をしたりしますよね。それを考えると、パートナーわんこたちも同じことが言えるはず。
中にはコンビニのお弁当は合わなくてお腹を壊しやすい…という人もいるでしょう。
反対に、食べなれないから高級食材だとお腹の調子がイマイチ…という人もいるでしょう。
パートナーわんこも同じ。
ドッグフードのメリット、デメリット。
手作りごはんのメリット、デメリット。
それぞれのメリットデメリットをしっかりと見極めて、ウチのコにはどっちが合うかな?と考えてあげてください。
季節や体調、年齢でも合うもの合わないものは変わる
どちらがいい悪いというのはない、と言いつつも、いまだにドッグフードの原材料にははっきりわからないものを使っている場合があるのも残念ながら事実です。
また、加工食品、長期保存食品という側面から添加物が多いといった意味ではフードは心配…と思う飼い主さんがいらっしゃることもわかります。
そういった時は、原材料や添加物に配慮しているフードを選ぶこともひとつです。
そして、おウチのコに合うものは季節だったり、そのコの体調だったり、年齢だったりで変わるもの。これもわたしたち人と一緒。
年齢が上がってくると脂っこいものはたくさん食べられなくなったり、つわりがあるときには今まで好きだったものが食べられなくなったり。
それと同じなんだ、とイメージを描くとわかりやすいかもしれません。
加えて、パートナーわんこたちは思いの外、季節(気温と気圧、湿度)の影響を受けています。
その影響が不調という形で表に出てくるか出てこないか、それだけの違いなんです。
ごはんを用意する自分や家族のライフスタイルも忘れずに
そして、フードのメリットデメリットにプラスして考えることは、パートナーわんこと一緒に暮らす飼い主さん(ご家族含めて)のライフスタイルです。
“フルタイム勤務+深夜まで残業” のライフスタイルならば、毎日ごはんを作るのはむずかしいことかもしれません。
そんな時は “週末だけ” 家族のごはんと同じ食材を使ってみる。
あるいは、“平日だけど早く帰宅できた日” はドッグフードに野菜をトッピングしてみる。
そんなところからでも大丈夫。
無理はせず、できる範囲から。
一番大切なのは、飼い主さんが眉間にシワを寄せて、肩に力を入れて、パートナーわんこのごはんを作らないこと。
眉間にシワが寄って、肩に力が入った状態で、頑張ってごはん作らなきゃ!で作ったごはんは御世辞にも「おいしい!」とは言えないと思うのです。
例えそれがパートナーわんこのごはんであったとしても。
だから、無理はせず、できる範囲で。
まずは、ウチのコのためのごはん作りを楽しんでみてください。