「ドッグフードは完全栄養食」という単語に囚われない

パートナーわんこ・蘇芳(すおう)と真赭(ますほ)は、ドッグフードからわたしが毎日作るわんごはんに移行して6年くらい。
今までもわんごはんについて質問をいただいたり、思うことを綴ってきたけれど、栄養バランスの疑問をいただいたので、改めてわたしの考えをまとめてみました。

これだけ食べていれば大丈夫!という食べ物は存在しない

レッスンでもお話しているけれど、これだけ食べていればすべての栄養が摂れて大丈夫!という食べ物は存在しません。
そんな食べ物があったら、まずわたしたち人の世界でがんがん流通すると思うのだけど、そんなものないですよね。

ドッグフード(キャットフードもかな)は、原材料の欄にいわゆる食材名からビタミン、ミネラル、そして添加物までたくさんの記述があって、記述がたくさんあることで「こんなにも入ってるならバランスが取れるに違いない」と思いがちです。
でも、実はそうじゃなかったりします。

原材料欄は、「あくまでも原材料としてこれだけ使っています」ということ。
完成品に、これだけの栄養素が入っていることを保証しますということではない

わたしもこれを知った時はびっくりしました。え、違うの?!って。
元々、ドッグフード=総合栄養食品の図式には疑問があったので、これを聞いてさらに「ううーん…」となったのは事実です。

各メーカー、手軽にカロリー計算ができて必須栄養素が取れる!と謳われているシリアルなども開発・発売されているけれど、これだけを1日3食(あるいは2食)365日食べ続ける…ことは、いくらフレーバーが多くても現実的ではないと思っています。
効率的に栄養を摂取できればそれだけでいい、と言う人はそれでもいいかもしれません。

でも、食事って何を食べるか、誰と食べるか、どこで食べるか、も含めて食事だと思うんですよね。体に必要な栄養素を摂ることはもちろん、心も満たしてくれる食事を心がけたいと考えます。

食材はひとつではなく、複数の栄養素を持っている

では、わんごはんは?というと。
蘇芳(すおう)と真赭(ますほ)が毎日食べているわんごはんを例にすると、材料は季節の食材を中心にお肉・お魚・野菜類・豆類・穀物類…と使っています。
そして、どの食材もひとつの栄養素だけなく、解明されていない栄養素も含め様々な栄養素を持っています。もちろん、食材によっては含まれていない栄養素もあるので、そこは含んでいる別の食材でカバーしていきます。

これって、わたしたち人が小さい頃から言われてきた「バランスよくいろんなものを食べましょう」とイコールだと思いませんか?

よくビタミン、ミネラルが不足するって言われたりもしますが、バランスよくいろんな食材を摂っていたらある程度はカバーできるんですよね。
それでも不足が心配ならサプリメントを併用することを考えても良いけれど、サプリも加工品には変わりはないので、できるだけ食材から摂れる方がいいな、と個人的には考えます。

どうしても食材では補えない栄養素を摂るためにサプリメントという手段はありつつも、できるだけ食材から摂ると考えると、なるべく栄養価の高い食材を使いたい。
農薬や肥料を必要最低限の量として露地栽培しているお野菜とか、旬のお魚とか、果物とか。
お肉もできれば、人工飼料やストレスが少ない環境で飼育されたお肉がいい。

…そうはいっても、そこまでこだわっていると食材揃えるのが大変になっちゃうので、ごくごく普通のスーパーで買える食材で基本的には問題ありません。
選択する余地があって、お財布にも影響がないなら、良いものを選びましょう。
それくらいの気持ちでOK。

がっちがちに「有機じゃないと!」「オーガニックじゃないと!」という思考は必要ありません。
なぜなら、有機JASやオーガニック認証がついていないから粗悪なもの、とは一概に断言できないから。

我が家は、冬場以外、長野から無農薬野菜取り寄せているけれど、有機JASもオーガニック認証もついていません。認証マークをもらうのには、申請とお金がかかるので敢えて取らない農家さんも多いんだとか。

そうはいっても、今のごはんってどれくらい栄養が入ってるの?と思ったら

今、我が家と同じように手作りをしていて、そのごはんに入っている栄養はどれくらいなのかな?と思ったら。
食品成分表から今日使った食材にどんな栄養素が含まれているのか、チェックしてみるといいかもしれません。

細かく単位までみなくてもいいから、どんな栄養素が入っているのかを見てみると、思った以上に偏ってる!となったり、意外とバランス良かった!なんてことがわかります。
もし、栄養素をチェックしてみて偏ってるとわかったら、足りてない栄養素が含まれる食材を次の日のごはんから取り入れていけばOKです。
1日で完璧にするんじゃなくて、1週間、1ヶ月スパンで考えていくと気持ちも楽になります。

今のごはんにどれくらい栄養素が入っているの?の細かい解説はレッスンで、ごはんの分析はお食事アドバイスで行なっています。

わたしたち人だって、毎日の食事がいつも100%バランスが摂れている!ということはまずないです。
ご自分の食生活を振り返ったら、それはきっとわかること。
今日は忙しくてコンビニごはんだったから、明日は食材にこだわったお店でランチにしよう、とか。
この週末は飲み会続きで食べ過ぎてもいるから、しばらく節制しよう、とか。

基本の考え方は同じです。
そう思ったら、少しは楽になりませんか?

そして、栄養素が足りてない!と眉間にしわ寄せてわんごはん、作らないでくださいね。
そうやって作ったごはんは美味しくないから。

せっかくわんごはんを作るなら、パートナーわんこには「美味しー♡」って食べてもらいたい。
そのためには、作るわたしたちが頑張って作らなきゃ、栄養バランス考えなきゃって肩に力が入っていない方がいい。
「今日のごはんも美味しいよ〜♪」って、鼻歌気分でパートナーわんこのためにごはんを作ってあげて欲しいと思います。

わたしたち人もそうだけれど、ごはんの時間って幸せの時間。
ウチのコの「わーい、ごはん♡」の笑顔と喜んで食べてくれる食べっぷりを見てると、わたしも幸せな気持ちになる。
それって、幸せの循環であり、愛情の循環。

「今日もごはんおいしかったね」ってコミュニケーションをとる時間は、人だから、わんこだからではなくて、家族だから、なんです。

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