上質わんこライフで伝えているパートナーわんこのごはん。
レッスンの中で1回のごはんの量もお話ししているけれど、結構気になってる方が多い印象なのが、わんごはんのグラム計算やカロリー計算。
ネット上の情報や書籍を調べると、ほとんどの情報にグラムやカロリーが記載されています。
それをみて「グラム計算やカロリー計算が必要なら続けられない…」となってる方が多い、と感じています。
ドッグフードも同じですが、グラムやカロリー計算って基本的に体重ベースで計算します。
でも、同じ体重のコでもライフスタイルや運動量、年齢、胃腸などの状態によって、消化できる量、摂取できる量は変わってきます。
そして、同じ食材であっても、産地や季節で栄養成分やカロリーの含有量は変化します。
お肉やお魚はもちろん、野菜もわたしたちの手元に来るまでに育っています。
もっといえば、同じ土地だったとしても育つ過程(気温や気象などの外的要因)は毎回同じ、ではない。
それらを総合的に考えると「●kgのコには▲カロリーの★gのごはん」と一概に決められない、というのがわたしの基本的な考え方です。
むしろ、気にするべきは計算上の数字ではなくて、今、目の前にいるウチのコのカラダの状態。
こちらの方がよっぽど重要だし、目で見て一目瞭然の情報です。
ごはんを切り替えて2〜3週間、1ヶ月程度のスパンでパートナーわんこの体型をチェックしていく。
すでに手作りごはんの場合は、思い立った日を初日としてはじめてOKです。
体型チェックの結果…
痩せてくる
- ごはんのトータル量が足りない
- タンパク質や脂質が足りない
- 消化器系の不調が隠れてある
太ってくる
- ごはんのトータル量が多い
- 脂質が多い
- 運動不足
どちらかであれば、そこを解消するためにごはんを微調整していく。
特に大きく、体型の変化もなく、体調にも変化が見られないのであれば、ひとまずごはんの量やバランスはあっているであろう、と判断します。
どんな体型が太りすぎなの?といった基準は、ボディ・コンディション・スコア(BCS)で確認するのがベスト。
ネットで検索すると、さまざまなサイトが図解入りで紹介しています。
(動物病院の健康診断で指摘される場合もあり)
我が家のパートナーわんこたちの場合は、BCSに加えて、元気と食欲、代謝、排泄物の状態で、季節ごとにちょうどいいバランスと量を探していっています。
このちょうどいいバランス(塩梅)を見つけるのは、本来、一緒に暮らす飼い主さんが得意としているもの。
些細な変化に気づけるのは、一緒に暮らしている飼い主さんの方が有利です。
そうは言っても、不安になったり、わからなくなったりすることもある。
そんな時のために、「ウチのコのごはんのバランスを相談したい」方へむけて、わんごはんカウンセリングを行なっています。
