パートナーわんこにアロマを使う…その前に、まずは日常を振り返る

時々、「犬にアロマを使うにはどうしたらいいですか?」と相談を受けることがあります。
一時期とっても多くて、そんなにみんなアロマ使いたいんだ?!とびっくりした覚えがあります。
(これは、当時アロマのお勉強に通っていた講座で知り合った方が、わたしが「わんこ、わんこ」言ってるのを覚えててくれて話が回ってくることが多かった&「犬たちにアロマを使うならまゆえさん」と思い出してくれて相談を繋いでくれていた)

ちなみに、この相談が増える前は「にゃんこにはアロマは使えるの?」という質問が続いてました。

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アロマは高品質のもの選ぶ

相談内容としては、そのほとんどが心に関すること。
怖がりだったり、ストレスだったり。
そして、もし心を整えるためにアロマを使うなら、どう使ったらいいか。

なのだけど。
まず、その前に。大前提として。

使うアロマオイル(正しくはエッセンシャルオイル、精油と呼ばれているもの)の品質を確認することは必須事項
今では、雑貨屋さんや100円ショップなどでも安価に購入できますが、価格が安いものほど別のもので増量されていたり、そもそもとして合成品だったりすることがほとんどです。

天然のエッセンシャルオイルを作るには、たくさんの量の植物(花、葉っぱ、あるいは果皮、樹皮など)が必要になります。それを考えると、たかだか数百円で買えてしまう方がおかしい。
物によっては、万単位のオイルも存在するんです。

なので、エッセンシャルオイルを暮らしに取り入れてみようかな、と思ったら、まずは高品質のオイルを選んでくださいね。
エッセンシャルオイルの品質や取り入れ方については、レッスンも開催しています。

こんな時にはこのエッセンシャルオイル!とは言い切れない

そんな品質問題をクリアした上での話として。
わたしの個人的な考えは一概にそれが正しいとはいえない、というのが、話をきいて思う正直なところです。
そのコそのコの状況はそれぞれ違ってきます。本来なら、そのコの状況や性格、気質なんかも詳しく聞いて、できたら本犬にも確認して、ベストなオイルを選びたいところ。

とはいえ、あまり突っ込んで聞ける状態ではない場合(お友達のお家の愛犬、とか)は、比較的使いやすいオイルとその使い方を伝えることがほとんどになります。
更に疑問点など出てくるようなら、飼い主さんから直接連絡をくれるようにお願いをします(間に人が入るとニュアンスが変わってしまったり、間違って伝わったりすることが多々あります)

わんこたちもわたしたち人と同じで好き嫌いがあります。
だからこそ、こんな時にはこのエッセンシャルオイル!というように、教科書通りには行かないと思っていることも理由のひとつ。
嫌いな香りだと、植物・香りの恩恵を受け取る以前にストレスになってしまいます。

パートナーわんこにもある、香りの好き嫌い

一般的に、落ち着きたいときにはラベンダーがいいと言われています。
これは、ラベンダーの持つ作用に鎮静効果があるから。

人向けグッズでも「リラックス(安眠グッズ)=ラベンダーの香り」が使われていますが、これ、わたしは全然リラックスできない。気持ち悪くなっちゃう。
最初は「ラベンダーの香りが苦手なんだ」と思ってました。
でも、後々、アロマテラピーを学ぶことで、この手の商品の香りは天然の植物の香りではなくて合成品だから合わないんだな、ということがわかってきました。
わかってきてもブランドによっては受け付けないラベンダーの香りもあるので、そもそもとしてラベンダーの香りがあんまり好きじゃない、という好みの問題もあるのです。

同じようにわんこたちたちにも気に入る香り、そうでない香りがあります。
むしろわたしたち人よりも純粋に今、自分に必要かどうか、で選んでる傾向もあると思っています。
この場合は、香りだけでなく、植物の薬効も本能的に必要不必要を判断しているのかな、と考えます。

心の問題ではなく、わたしたち人の問題のこともある

パートナーわんこ自体がどうこうというよりも、飼い主さんの状態だったり、一緒に住んでいる家族との関係性だったり、パートナーわんこと関わる身近な人たちの影響、ということも往々にしてあったりします。
そういった場合だと、わんこの状態だけを聞かされてもわからなかったり、的外れなアドバイスになったりすることもあり得ます。

我が家も1年くらい前、今までやらなかったような行動を蘇芳(すおう)が取り始めて「なんで?!」と思ったことがあります。
そして、その後に「もしかして、わたしの状態とリンクしているのかも」と思いあたり、自分の行動を振り返ったりしていたら、いつの間にやらやらなくなったということがありました。

パートナーわんこに限らずペットたちは、体を張って飼い主さんにメッセージを送っている、というのはホントなんだなあって、改めて思った事件だったんです。
なので、もし急に今までやらなかったようなことをやり始めたという場合には、自分のこと、家族のこと、ちょっと振り返ってみて、何か影響を与えているものがないかを見極めてみるのもひとつです。

例えば、

  • 繁忙期でもないのに急に忙しくなった
  • 悩み事があってずっとぐるぐるもやもや、思い悩んでいる
  • 家族の関係がちょっとギクシャクしてる、あるいは夫婦喧嘩の真っ最中である

など。

純粋に「僕のこと、もっと構って!」もあるかもしれないけど、「ちょっと他のことにも目を向けて、一呼吸おこうよ」そんなメッセージのこともあります。

わたしたちが思っている以上に、パートナーわんこ(ペット)たちは飼い主のことをよく見ていて、その影響を受けています。
もちろんそれだけじゃなくて、どこか具合が悪い、という場合もあるので、病気や不調の予兆じゃないことも確認してくださいね。

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