コースレッスン『愛犬のためのウェルネスケア』内のカリキュラムとしてレッスンをしています。
(2022年1月時点)
一緒に暮らすパートナーわんこのこんなこと、気になっていませんか?
「ペロペロと舐められるけど、実は臭い」
「口の周りを触られるのを嫌がる」
「やたらとくしゃみが多い」
「歯に歯石がついている」
歯周病に罹っているパートナーわんこは全体の80%以上
ここ数年でパートナーわんこにも歯磨きが必要、と動物病院でも言われるようになってきました。
診察の時に「歯磨きした方がいいですよ」とか「口臭がありますね」とか言われたことのある飼い主さんも多いんじゃないでしょうか。
3歳以上のパートナーわんこの歯周病罹患率は80%。
7歳以上では、ほぼ100%近くのわんこが歯周病に罹っていると言われています。
この数字、実は30年前から変わっていないって知ってましたか?
巷には歯磨きガムや歯磨きおもちゃなどもたくさん出回っています。
それなのに歯周病罹患率は改善されていない。
なぜ、30年前からずっと変わってないんでしょう。
ご自身の胸に手を当てて考えるとわかると思うのですが、わたしたち飼い主がパートナーわんこの歯磨きをしてこなかったから、なんですよね。
そして、動物病院やペットショップなどで、歯磨きの重要性とその方法を伝えてこなかったからだと思っています。
「歯磨きしてくださいね」って言われても、すぐにできる飼い主さんって少ないですよね。
パートナーわんこにしても、いきなり歯ブラシ見せられてやるよ、と言われても新しいおもちゃかな?くらいの認識。運良く受け入れてくれたとしても破壊されて終わるのがオチ。
だからこそ、ヒトの子供ー赤ちゃんと同じように、乳歯から永久歯に生え変わった段階から歯磨きトレーニングが必要になるんです。
歯ブラシに慣れてもらって、歯磨きという行為を覚えてもらう。
そして、歯磨きが怖いことではなくて、飼い主さんが愛情持ってしてくれるケアのひとつだとわかってもらう。
その惜まない努力は、ちゃんとパートナーわんこに伝わって受け入れてくれるはずです。
ケアしないでおくと実は怖い歯周病
パートナーわんこ・蘇芳(すおう)と真赭(ますほ)が歯磨きをできるようになったのは、実は6歳を過ぎてから。
それまではわたし自身も「歯ブラシを嫌がってさせてくれないから…」と見て見ぬ振りをしていました。
その代わりに、口臭が減ると謳われるサプリや無麻酔の歯石除去などでケアしてることにしてたんですよね。
でもこれって根本解決にはなっていなかったんです。
それを突きつけられたのが、蘇芳(すおう)と真赭(ますほ)が5歳手前くらいで参加した歯科専門獣医師のセミナーです。
そこで改めて歯磨きをしないことで引き起こす病気や疾患を知って、しらないって怖いと思いました。
歯周病を放置しておくと歯を溶かしてしまったり、顎の骨を折ってしまったりすることは動物病院でもいわれるようになってきました。
でもそれだけじゃなく、口の中に蔓延する細菌が歯周ポケットから血液に入り込こみ全身へ回り、心臓病や肝臓疾患、腎臓疾患などを引き起こすリスクが一気に高まってしまいます。
でもこれらは、きちんと歯磨きができていたなら防げる病気、疾患。
それに罹ったとしたら、それはもうわたしが病気にしてしまったということ。
もちろん、歯磨き以外にも蘇芳(すおう)と真赭(ますほ)が病気になる=わたしが病気にしてしまっている、ことになります。
そこから歯科治療と並行して、歯磨きトレーニングを始めました。
最初はわたし自身もできていなかったからこそ、できないと嘆く飼い主さんの気持ちも、拒否するわんこたちの行動もわかります。
レッスンでは、歯磨きを実践する前にわたしたち飼い主が知っておくべきこととパートナーわんこが歯磨きを受け入れてくれるトレーニングステップの両方をお伝えします。
レッスン詳細
いざ歯磨き!…のその前に、歯磨きを実践する前に知っておくべき内容を学ぶレッスンです。
レッスン後、お家でも実際に歯磨きの練習が始められるよう、歯ブラシ1本付。
※多頭飼いで複数ご希望の場合には、2本目から実費になります
カリキュラム
- パートナーわんこにも実は必要な歯磨き
- 知ってるようで知らない、ヒトとわんこの口腔の違い
- 歯磨きをしないことで引き起こす病気や疾患
- パートナーわんこも罹る、歯周病(予防と治療)
- 必須アイテムは歯ブラシ〜使い方と磨き方
- 歯磨きトレーニング8ステップ
- 押さえておきたい、口腔疾患の進行を見極めるポイント
- 些細な疑問もその場で解決、質疑応答
受講料
全1回(約3時間)7,700円(税込)
※歯ブラシ1本付
支払方法
指定口座へ事前振込
※振込手数料はご負担ください
開催場所
東京・北区王子(東京駅より約30分)
またはオンライン(Web会議システム・Zoom使用)
※詳細は、お申し込みいただいた方へ個別にご案内いたします
飼い主さんへのメッセージ
パートナーわんこ・蘇芳(すおう)と真赭(ますほ)も歯磨きができるようになったのは6歳をすぎてから。
歯磨きができるようになったものの、それまでの蓄積から抜歯が必要になってしまったけれど、歯磨きができるおかげで残った歯をいい状態でキープすることができています。
そして、抜歯や無麻酔歯石除去の経験もしたからこそ、早いうちから歯磨きができた方がやっぱりいい!と断言できます。
芸能人は歯が命というように、わんこにとっても歯は命。
病気にかかる可能性もですが、何よりも歯が健康だとごはんの時間が楽しくなります。
食べる楽しみは、人もわんこも同じこと。
いつまでも元気で傍にいてくれるように。
パートナーわんこの歯磨きも必要な時代になっています。